三輪社長:セルジオさんはITにどのような印象をお持ちでいらっしゃいますか?
セルジオ氏:IT技術の発達により世の中はとても便利になりました。そのことはとても素晴らしいことですし私自身その恩恵を受けていると感じています。しかしその便利さが人と人が会う場を少なくしているのもまた事実ではないでしょうか。
三輪社長:そうですね。今や様々な情報をネットやSNS等の媒体を通じて容易に得られる時代ですから、人と人が会う等の直接的なコミュニケーションを必要としなくなってきています。これはIT技術の便利さがもたらした弊害とも言えるかもしれません。
セルジオ氏:だからその技術が悪い方向に作用しないためには扱う側の知識も重要になってくるんですよね。そもそも人というのは管轄がないから、人と人が会わなければいけないという法律がありません。
三輪社長:先程から”人と人が会うこと”に重点を置かれていますがこれには何か理由があるのでしょうか?
セルジオ氏“人と人が会うこと”、スポーツが世の中に存在する理由ってまさにそのためだと考えています。特にプロスポーツチームの役割ってそこにあって人々が自由にコミュニティを形成できる場を提供してあげることだと。IT技術が世の中に浸透している今、昔よりもスポーツの必要性が強くなっているように思います。